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野田ふとん店の綿布団打ち直し工程
- お客様から回収した布団の側生地を剥がして中綿を天日干し乾燥します。
- 中綿の汚れた部分は手作業により取り除きます。
- 中綿の計量。
- 綿質の診断
- 中綿は綿100%なのか。
- 綿とポリエステルの混綿ならポリエステルの混合比率はどのくらいか。
- 羊毛100%か。
- 羊毛とポリエステルの混綿ならポリエステルの混合比率はどのくらいか。
- 綿の傷み具合等。
綿質の判断は足し綿をする上で大変重要なポイントで、診断を誤ると良い布団になりません。回収した布団の1枚々をどんな綿質か慎重に調べ、最適な足し綿を決めます。綿質の判断は長年の打ち直し経験を持った職人でないとできません。
- 足し綿を用意する
当店の綿布団打ち直しは、たっぷり足し綿をして打ち直します。
回収布団の綿70%、足し綿30%ですのでフカフカによみがえります。
足し綿は回収布団の綿質に応じて中空ポリエステルと木綿わたを最適の割合にて用意します。
- 打ち直し
用意した足し綿を回収布団綿に混ぜ合わせて機械で打ち直します。エアロールミックスで打ち直しますので軽く、ふっくらと仕上がります。打ち直し過程でダニやゴミ、ホコリも取り除かれます。畳1枚分ほどの大きさの薄い綿を敷き布団なら14枚ほど作ります。
- 綿入れ
ご注文の布団生地に綿入れします。このとき新しい綿(メキシコ綿100%)で巻きますので衛生的です。メキシコ綿で巻くと布団生地とのマッチングが良くなり、打ち直し後何年たっても毛玉の発生がありません。ソフトな手触りがいつまでも持続します。綿入れの方法は昔からの伝統的な手作業で、薄い綿を縦、横に組み合わせ、縁を折り曲げ、縁の内側に綿入れして厚さを調整します。綿が布団生地に入ったとき、布団生地がピンと張り、しかも中綿がシワにならないようにするのが技。
- 仕上げ
綿を入れた口を縫い合わせ、中綿が動かないよう手作業で1カ所ずつ綴じて完成です。見栄えよく綺麗に綴じるのも職人の技です。
適度な弾力性としなやかさと軽さを兼ね備えた扱いやすい布団に生まれ変わります。
「手作りならではの寝心地を皆様にわかって欲しい」・・いつもその気持ちで布団作りしています。